トレード基礎

【トレード手法必須「目線」の考え方】FX初心者トレーダーさんが意識すべき重要な転換ポイント!/初心者失敗回避

【トレード手法必須「目線」の考え方】初心者トレーダーさんが意識すべき重要な転換ポイント!/FX初心者失敗回避

目線」の考え方 FX初心者失敗回避目線初心者の方で、まだ手法が固まらずにインプットばかりしていると情報過多になり整理がつかなくなってしまいますが、一貫性があり優位性のある「目線」を一つ持つことで、自分のトレードの検証・分析の結果を整理して、精度を向上させ、「トレード手法」に一歩近づくことができます。

自分のトレードに一貫性がないと、検証結果も再現性がなくなるので、折角長時間かけて検証・分析しても時間を無駄に使っていることになります。

そこで、優位性のある判断基準の「目線」を一つ決めて整理すれば、検証・分析時自分のトレードの条件/考えからの正否の判断がしやすくなります。

一つの例ですが、目線をあるラインより上はロングしか考えない、下はショートしか考えない、基準線/もしくは転換線と決めてトレードし、トレードの検証・分析で有効に機能していることが確認できれば、一貫性・再現性のあり、優位性のある「目線」を一つ持つことになり、それだけでトレード内容が激変することもあります。

大事なのは「目線として何を使用するのが正しいか」ではなくて、「自分は何を基準に優位に使うか」ということです!

これに独自の優位性のあるエントリー条件をプラスすることで、「自分のオリジナルのトレード手法」になることもあります。

「目線」を持つことで、無駄なトレードの抑制も出来ます。

現在はインターネットがあるので、トレード関連の記事や投稿を何となく見ていても少しずつ自分の中に入ってくることもありますが、あまりにも目の前にある「当たり前のことと何故かスルーしてしまうことが多いように感じます。

あまりにも目の前にある「当たり前のことだ」と重要に思えず、何故かスルーしてしまうことが多いように感じますが、一見「当たり前のこと」に正解があったりします。

トレードをあまり難しく考えすぎないこと」、非常にこれは大事です!トレードを難しく考えすぎないこと「聖杯探し」とか商材もそうですが、やはり一度はあらゆる可能性を模索して頭の中が混乱してしまうほどの色んなものに手を出すことも必要で、必ずしも無駄だけではなく、その情報知識の混乱というかカオスというか、多くの複雑な情報が頭の中に散乱している状態で、「目線」を決めた瞬間に「自分流のトレード手法」が浮き上がって確立できるものなのかもしれません。

「目線」:マーケットが「アップトレンド」か「ダウントレンド」なのかを見極める基準となるライン

  1. 水平線
  2. MA/ボリンジャーバンド中心線
  3. トレンドライン/チャネルラインなど使用される斜め直線。
  4. フィボナッチライン/基本的には上記の水平線

※「節目」:「キリ番/ラウンドナンバー」と呼ばれる、トレードの区切りとして使われる数字に使われます。

50/100ポイントが良く使用されます。

ドル円ですと、「109.00・109.50・110.00・・・・・」50銭、1円刻みになります。

「目線」として使用される主なライン等についの詳細は、下記を参考にしてください。

【トレード最重要】 「サポート・レジスタンス」と「サポレジ転換」の2つの最重要な考え方!サポート・レジスタンス【トレード必須】水平線・斜線・平均値線・イメージラインの引き方・考え方!水平線・斜線・平均値線・イメージラインの引き方

トレードの手法・考え方に一貫性がないと再現性も確認できないので、いたずらに時間だけを消費してしまいますが、我慢して可能な限り同じ条件でトレードを継続し続けると、初めてそこに重要なトレードするための共通の条件・重要ポイントのイメージが浮かび上がってきます。

この全く変化しなくなった自分流のトレードイメージこそが「聖杯」なんだろうと思います!

「エントリー時の3つの判断/T・M・T」

トレードで考えなければいけないのはこれですと書きますと、そんなこと当たり前、当然、知っている」と言われるかもしれませんが、その「知っていること」と、理解し、有利に使えているかどうかは別の問題です。

ワードだけ知っていても、手法の重要ポイントとして使えていない方がほとんどですのでトレードでは90%以上の方が、時にはすぐに口座をゼロにしてしまいます!

下記の「T.M.T/ワードは自分流にアレンジして」の考え方のそれぞれのワードを、自分のトレードで「どのように定義し考えて実行しているのか」自分自身に説明してみると良いと思います。

エントリー時の3つの判断/T・M・T
  1. トレンド・Trend/市場の方向」
  2. モメンタム・Momentum/今現在の方向・勢い」
  3. エントリーの引き金・Trigger/エントリータイミング」

    ここで大事なことは「完璧を求めないこと」です。

エントリー後の2つの処理
  1. テイクプロフィット・Take Profit/利益確定
  2. ロスカット・Loss Cut/損失確定

これらに対する自分の考え方・条件・ルールを、トレードしたことがない人にでも理解できるレベルでの「言葉」で簡単に説明できるくらいシンプルにすることが大事です。

トレードをしていない他人に説明してある程度理解してもらえるくらいのくらいシンプルで、わかり易い内容じゃないと、リアルトレードでの複雑な値動きの中でポイントを性格に捉える判断時に迷いが生じて「一貫性のあるトレード」を行うことができなくなります。

素材は何でも良いのですが、例えばMA1本、ボリンジャーバンド一つ(σも1本のみ表示)、水平線1本などだけで、他のインジケータは何も表示せずに、値動きが加速してボラティリティが上がったポイントの環境を「徹底的に何が起こっていたのかを分析」し、トレードの条件を探し出し、それを自分のトレードのベース「目線」に組み込んでいけないか模索してみてください。

目線を固定できると非常に強い武器になります!

最初から複数の条件をつなぎ合わせようとするとなかなか一貫性のあるトレードは出来ませんが、まずは一つの条件を洗練してそれが見いだせたら違うタイムフレームにそれを当てはめる。


複数のタイムフレームのイメージを一つのイメージに重ね合わせることで、「点同士が繋がり線になり更に面として、もしくは立体的なイメージとしての全体的なマーケットのイメージの構築」につなが
ます。

「たった一つの条件」に何か気づいてそれが腑に落ちれば、今後のトレードが激変します!

「目線」として使用するラインは何がベスト?

チェス版将棋で言えば、

水平ラインは「飛車」
トレンドラインは「角」
ダウ理論は「桂馬」
プライスアクションは「金銀」

というところです。

チャートはチェス・将棋盤というところなので何が正解ということはありません。

どれを使用すれば「自分のトレード手法の目安/目線」になるのか、しっかり考えてみてください!

トレーダーさんの性格はもちろん皆さん違うわけですので、これがベストと決めることが出来るのは最終的にはご本人しかいません。

セミナーや商材に答えを求めるのと同じで、やはり他人の考え方のコピーだけではまず無理です。

シンプルではあるのですが、自分のトレード手法を確立するためには、まず基礎的な考え方をネット検索でも本でも良いですので調べ、十分理解して、自分で模索しながら、同時に自分の性格にあったトレードの考え方を選択していくことが大事です。

「MA・ボリンジャーバンド・トレンドライン・水平線」の一番の違いは、「MA・ボリンジャーバンド」は自動的に移動しながら描画されていくラインで、「トレンドライン・水平線」は、基本的には自分の経験/裁量で引いていく自動で描画されないラインであるという違いです。

自分の裁量で引いていく場合、一貫性のある引き方ができないとあまり意味がなくなりますが、ここが欠点です。

「MA・ボリンジャーバンド」は、キャンドルが表示されなくても単独でも引くことが出来ますし方向性も示せますが、「トレンドライン・水平線」はローソク/キャンドルもしくはMAとの絡み方で判断していくので、当然ですが単独では引くことさえ出来ません。

各ラインの説明

「20MA」/1時間

赤の20MAラインの目線の方へ強い動きが出るとカレントのタイムフレームで一時的なトレンドが確認できます。
20MA01

「20ボリンジャーバンド・2σ」/ボリンジャーウォーク

ボリンジャーバンドセンターラインと2σの間で目線の方向へ強い動きが出ると、カレントのタイムフレームで一時的なトレンドが確認できます。
20ボリンジャーバンド01

水平線/自分で見つけて決める

二本の水平線を引くことが出来ますが、ブレイクして目線の方向へ強い動きが出るとカレントのタイムフレームで一時的なトレンドが確認できます。
水平線01

トレンドライン/チャネルライン

トレンドラインで跳ね返され、目線の方向へ強い動きが出るとカレントのタイムフレームで一時的なトレンドが確認できます。

トレンドライン01トレンドライン・水平線の自動描画のインジケーターもあるのですが、無料のものは今ひとつ満足できるものがないので、有料の他のトレンドライン描画ソフトの付属的な機能だったものを抜き出して使用しています。

水平線描画インジケーターについてはもう一つ「Pivot auto/Fibonacci・フィボナッチを自動で表示」があります。

※画像では少し水平ラインが見えにくいかもしれませんが、レジスタンス・サポートラインとして重要なラインですし、決済やロスカットの目安にも使用できるので非常に便利です。

Pivot auto/Fibonacci

同様に各ラインの目線の方向へ強い動きが出るとカレントのタイムフレームで一時的なトレンドが確認できます。
pivot auto非常に有効なインジケータで、前日の終値・最高値・最安値から算出されますが、その日の表示でしか使用できないので過去検証がし難いからか意外に使用している人は少ないように思います。

機能的には「フィボナッチリトレースメント・エクスパンション」と同じようにサポート・レジスタントとしてよく機能しますので、個人的にはエグジット/ロスカット・利益確定として欠かせないインジケーターです

サブウィンドウ表示タイプのインジケータ・オシレーターは全く使用しないで、チャート内表示の「MA・ボリンジャーバンド・トレンドライン・水平線」などを使用していますが、もしローソク足と他には一つだけしか選択使用出来ないという条件でしたら「Pivot auto/Fibonacci」を選択すると思います。

ローソク足と「Pivot auto/Fibonacci」だけでも、負けないトレードをすることは十分可能です。

初心者の頃はインジケータや手法だけに目が向きやすいですが、ローソク足については一通りの知識を身に着けておいても損はない、というか必要だと思います。

また水平線以外のラインは、位置関係だけではなくて向いている方向・角度も要素になりますので、上向き・横向き・下向きで3タイプ別で考え判断することが可能です。

これも目線を決めるインジケーターとしては申し分ないでしょう。

テクニカルトレードで最重要なのは「一貫性」!

「当たり前」ですが、基本的に株にしてもFXにしても将来を予想することは不可能です、これが大前提です。

その予測できない価格をどうやって追いかけるかというと、上記の「エントリー時の3つの判断/T・M・T」の考え方が重要になります。

例えば一番シンプルな考え方では、下記の方向感/トレンドもしくはモメンタム、が出ているMA1本の上エリアにローソク足が位置すれば「ロング目線」、下に位置すれば「ショート目線」と目線を決めるだけでもトレードに「一貫性」が出来てきます。

つまり自分のトレード条件をクリアできて判るところだけトレードすることで、「一貫性」のあるトレードが可能になるということです。

「目線」と「節目」:この考え方は「目線」の一つの考え方のアイデアですが、目線」の方に「必ず動くという考え方ではありません」のでよく理解してください

トレンド/方向感、が出ている目線の方へ動いた場合に優位性があり利益出やすいと考えて、当然逆方向へ動いた場合はトレード条件が崩されたわけですので、利益がでていなければロスカット、利益が出ていれば利益確定、することになります!

このように「ロスカット」「利益確定」は、「トレード条件の崩れ」という同じ考え方で処理できます。

もちろんこの一つの目線だけでトレードすることはないのですが、「エントリー時の3つの判断/T・M・T」の考え方の1つの基本要素にはなりますので、これがフラクタルなトレード手法のスタートラインになります。

それからよく言われるのが「節目」というワードですが、基本的にはこの「目線」を決める場合の判断基準になるポイントもしくはラインということで各通貨ペアのそれぞれ区切りのいい数字が使われます。

特に重要なポイントの水平ラインとして使用されますが、「目線」もしくはサポレジと同じ意味と考えて問題ないと思います。

レードでは「自分に嘘をつかないこと」が大事!

トレードで自分に嘘をつくということは「自分で決めたトレードルールを守らない」ということです。自分で決めたトレードルール上記の目線の例で言えば、「MAの上に価格が位置しているのにショート目線で考え、例外としてトレードしてしまうこと」、になります。

折角目線を決めても一貫性をもたせて、そのルールを守らなければ意味がありません

ただ経験豊かな上級者トレーダーさんは単独条件/目線だけ、でエントリー判断するわけではないので、MAの上に位置していても別のフラクタルな考え方から「ショートエントリー」することはもちろんあります。

この辺りは今回のテーマの「目線」からは少し外れますが「初心者【初心者FXトレーダーさん必見!】失敗回避のための重要な6つの意識!FX の「4.フラクタルなタイムフレームで相場を把握しようとしていない!」にも繋がりますのでよろしかったらご覧ください。

まとめ

「目線」というのはトレードの判断材料の一つとして大事なイメージですが、他の条件を付加しないで「目線」だけでトレードするものでもありません。

少なくともトレードの条件は3つは欲しいところです。

逆に多すぎても一貫性をもたせたトレード判断をキープすることが難しくなりますので、特に複数の通貨ペアを監視する場合には、シンプルな洗練できている考え方や条件が要求されます。

3つの条件が揃った時に迷わずにトレードできるか、3つの条件がどのように崩れた時にエグジットするのか、これは「ロスカット」に限らずに「テイクプロフィット/利益確定」の時も同様に一貫性が必要ですので、明確にしておく必要があります。

自分のトレードルールが出来上がるまでには苦労があると思いますが、諦めずにチャレンジし続けると自ずと道は開けます!

継続し続けて諦めないことが大事です!

【不安定なトレードを安定させる方法・その1】5つの基本的基礎をリアルトレードで機能させスタビライザーにする! youtube版