【金融税法・FXレバレッジ改正後の3つの選択肢!】欧米に変更があると右へ倣えの可能性が大きい、どう対処するべき?! トレード初心者

【金融税法・レバレッジ改正の初心者選択肢!】
ご存知のように、現在FXも含めて「キャピタルゲイン/譲渡益」と呼ばれる収益には、「分離課税20%」が適用されていますが、先日某経済新聞に「見直しの検討」という記事が、掲載されていました。
前回のアメリカ大統領選挙時に、すでにバイデン大統領側は、キャピタルゲイン税率の「大幅な見直し」を発表していましたので、特に驚きではないですが、決定した場合の日本への影響も考えておく必要があります。
【トレード英米の課税:「一律分離課税」ではなくて「段階的な分離課税」】
今回は、
「最上位を20%から39.6%へ」上げる案
総合課税の住民税と合わせると、「富裕層」にはかなり厳しくなります。
課税対象額100万ドル以上/1億以上の「富裕層への増税」が目的ですので、大きな利益を上げていない層に対しては、直接的には影響は殆どないと思われます。
日本では、住民税を含めて「一律分離課税20%」と優遇されているので、欧米で改正が決まると、改正される可能性非常にに高いです。
レバレッジ改正の可能性!
レバレッジについては、たまに取り出たされる話題ですが、欧米に変化があれば、いずれこちらも縮小される可能性が高いと思われます。
これらを初心者のトレーダーさんはどう捉えたら良いのか、基本の考え方をご説明いたします。
専門家ではありませんので、参考程度にお読みください。
金融の世界も目に見えないところで、「いろいろ変化」しているのを感じます。
変化への対処方法は、後ほどご紹介いたします!
譲渡税についての基礎的な国内の税法については、下記に簡単に説明してありますで、参考程度ですがお読みください。
【初心者トレーダーさんの税金基礎知識!】海外FXと国内FXの税金の基本的な違い、もし課税率20%が改正されるとしたら?!YouTube版
現在、優遇税制の「分離課税20%」が、仮に海外FXや仮想通貨の総合課税「累進課税」と同等の基準に戻った場合そを想定してみます。
初心者トレーダーさんへの税制改正の影響は?
欧米株式譲渡税の状況!
アメリカ:3段階分離課税/0・15・20% + 州・市税が高い
イギリス:2段階分離課税/10・20%
ドイツ・フランス:分離課税30%程度/総合課税と選択可
日本:申告分離課税一律20%
国内で改正される場合の趣旨も、簡単に言えば、「たくさんの利益を上げている方に対する税金も、分離課税一律20%なのは不平等ではないのかという不満」、ということでしょう。
下記を見ていただければ、仮想通貨や海外FXに比較すると、現在かなり優遇されていることが分かります。
海外FXと国内FXの税金の違い
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
所得区分 | 雑所得 | |
税区分 | 総合課税 | 申告分離課税 |
税率 | 累進課税 (所得が上がるほど、税率も上がる) | 一律20% (2037年まで復興特別所得税があるため、20.315%) |
「累進課税」のシュミレーションで、例えば単純に海外FXの利益「600万」で計算すると、ほぼ20%程度になりますので、600万程度の利益であれば、累進課税に改正された場合でも、税金的にはあまり影響はない、ということになります。
海外FXの税金計算ツール/シミュレーション:で計算すると簡単に大まかな計算ができます。
・海外FXや仮想通貨の「累進課税」
所得額 | 所得税率 | 住民税 |
---|---|---|
195万円以下 | 05% | 一律10% |
195~330万円以下 | 10% | |
330~695万円以下 | 20% | |
695~900万円以下 | 23% | |
900~1.800万円以下 | 33% | |
1.800~4.000万円以下 | 40% | |
4.000万円超え | 45% |
「195万円」以下は、「5%+住民税10%=15%」になりますので、現在の分離課税20%より5%安くなります。
初心者の方で、1年目から大きな金額を稼げるような自滅の可能性の高いトレード思考を選択する方は、この記事を読まれている方には少ないと思いますので、初心者の方に限って言えば、そんなに気にすることはないです。
「一律分離課税」の改正レベル?!
最悪、「累進課税」に戻ったとしても、初心者トレーダーさんへの影響はこの程度です。
実際の可能性は、
「分離課税・3年持ち越し」を継続したまま、英米のような「段階的な分離課税」程度、の改正
になる可能性が高いと思います。
トレードで高収益を上げている方で、現在でもすでに「キャピタルゲイン税率0の海外」での生活を選択されている方も、少なからずいらっしゃいますし、あまり税率を上げすぎると、海外移住の拍車がかかり、投資資金が海外へ逃げてしまうことも考えられます。
レバレッジ改正の場合は、CFD並?
初心者トレーダーさんへのレバレッジ改正の影響は?
レバレッジ改正レベルは?
現在FXのレバレッジは25倍ですので、改正されるとすればCFD並、「10~15倍程度」でしょうか。
確か、アメリカがメジャー通貨50倍、マイナー通貨20倍、ヨーロッパで30倍程度だったと思いますので、こちらも英米の動き次第ですね。
初心者の場合は、少ないトレード資金を合理的に活用して、経験値を上げたいところもあるので、はやはりある程度のレバレッジは欲しいところです。
「自分のトレード手法の作り方」については、別記事にしてありますが、初心者の方にオススメしてるのは、勝てるようになるまで、資金は最低限にし、少しのレバレッジを使用して、経験を積むことをオススメしています。
やはり、最低現在程度のレバレッジはあったほうが、考え方にもゆとりが作りやすいですので、据え置きして欲しいところです。
【勝てる手法構築方法!】自分だけの手法を構築するための5つの基本的な手順!
YouTube版
トレード手法づくりのポイント!
兼業でトレードは、生活が安定している環境が作れますし、精神的にも、安定した状態でトレードができるのでオススメです!
給料の一部を「トレードで利益が出るようになるまでの研究費」として使用し、検証をし続け、ある程度の自信がついたところで、次のもう一段上のステージに進む、次のステージであまりうまく行かなかったら、前のステージに戻る、それを再度練り直す。
これの繰り返しですので、さらに次のステージに進むまでは、残りのお金は、本格的なリアルトレードをする場合の「トレード資金」として貯めておきましょう。
検証を積み重ねていく上での、検証資金としては「3万~10万もあれば十分」テストしていけます。
税率・レバレッジが改正された場合の「3つの選択肢」
一律分離課税の改正タイミングは遠くない?!
問題は、検証も十分やり、経験値も増えてきて、リアルトレードで少額ながらも利益が出始めた時点で、急に「CFD並みの10倍程度のレバレッジになり、「金融税法も累進課税に改正」された場合の選択肢です。
日本国内のブローカー/DD方式の証券会社、さんのメリットは、なんと言っても、
・信託保全
・「分離課税20%」の優遇税制
・低スプレッド・手数料
ですが、追証もあり、税金も高くなり、レバレッジも更に低くなるのであれば、国内でトレードする優位性も少なくなります。
レバレッジが改正された場合の選択肢としては、下記3つほどです。
❶ 法人取り引きを利用する
❷ キャピタルゲイン税率の低いもしくはゼロの国への移住
❸「国内並みのスプレッド手数料」の海外ブローカーを利用する
・法人取り引きを利用する
法人としてトレードできればレバレッジが法人用で高かったり、ある程度有利にトレードできますし、節税もいろいろ可能になりますが、個人のトレードと違い審査が非常に厳しいです。
・キャピタルゲインのいらない国への移住
現在すでに準備されている方、移住されている方も多くいらっしゃいます。
昔と比べて移住も簡単になっていますが、キャピタルゲインが無料のいくつかの国への移住する場合の条件は、ある程度の纏まった資産が必要ですので、一部の選ばれたトレーダーさんだけの選択肢と言えると思います。
・「国内並みのスプレッド手数料」の海外ブローカーを利用する
これが一番、初心者トレーダーさんにも、射程距離内の選択肢です。
今までは、日本人向けの海外ブローカーさんのほとんどが、ボーナスなどはありますが、スプレッド手数料が非常に高かったりと、あまり納得いくブローカーさんは見当たりませんでした。
最近、国内並みのサービスのブローカーさんも少し出てきています。
日本人向け海外のブローカーさんの詳細については、下記記事を参考にしてください!
【FX詐欺を回避する!】「養分」にならないためのFXアフィリエイト・IB・無料EAシステムなど5つの注意点と海外・国内FX比較!
YouTube版
海外のブローカーさんの最近の変化については、別記事で具体的にご紹介いたします!
海外FXブローカーを選ぶ基準は?

国内税制が改正された場合の、
使える海外FXブローカーの選択条件!
❶ ボーナスなし
「ボーナス付きスタンダード口座」は使用しない
❷ ある程度のレバレッジが確保できる
「信託保全の不備」を埋めるため利用
❸ スプレッド・手数料が国内並もしくはそれ以下
「そんなブローカーさん、あるの?」と思われるかもしれませんが、後ほどご紹介いたします。
❹ 日本語サポートがしっかりしていること
日本語メール・日本語チャットがあること
日本人向けボーナスに騙されない!
初心者の頃には特に、海外FXの口座開設・入金ボーナスなどは魅力的に見えますが、結局ほとんどが口座から資金を出金すると減少したり消えたり、またボーナスが付与されるのは「スタンダード口座」がほとんどですが、十分理解できてないと、代わりに「高い手数料/スプレッド手数料」を払うことになります。
【海外ブローカー「スタンダード口座」のスプレッド】
海外FX口座もロースプレッド・ゼロ口座を用意していますが、手数料が往復7ドル~10ドル必要になりますので、実質的な手数料も把握しておく必要があります。
国内・海外ブローカーさんの
「メリット・デメリット」!
【メリット】
国内FX
税金が安い:現在は「一律分離課税20%」で優遇税制
信託保全:やはりこれは安心!
スプレット・手数料が安い:当然安いほうがありがたい。
海外FX
ゼロカットシステム:口座残高を下回ってもマイナス分を支払う必要なし。/追証が発生しないので安心!
高いレバレッジ:高ければ必ずしも良いわけではありませんが、ある程度高いほうが利用しやすい。
【デメリット】
国内FX
追証:証券会社への借金/マーケットの大きな変動時に発生の可能性
レバレッジが低い
海外FX
信託保全が完全でない
スプレット・手数料が高い
海外ブローカーさんのデメリット「信託保全がほとんどない」「高いスプレッド」の問題が解決できれば、ゼロスプレッドシステムで追証のない海外FXの選択肢もかなり有利に利用可能になります。
海外ブローカーさんの「信託保全がほとんどない」問題の、解決方法!
国内FXの会社では保全が義務付けられていますので、「信託保全/口座資金の安全を保証」されています。
日本向け海外FXのブローカーさんで信託保全を表明している会社は、「Axiory/アキシオリー」さんなどだけでしょうか。
殆どは、分割管理はしているようですが、正直怪しい会社もあります。
海外FXを利用し、リスクを限定したい場合は、高レバレッジ/日本向け海外FXではほぼ無制限、を利用します。
「信託保全がほとんどない」問題の解決方法!
海外FXのブローカーさんの高レバレッジを利用する!
例えば、全トレード資金が「100万」の場合は、10万円だけ/トレード資金の10%だけを海外FX口座へ入金し、トレード資金とします。
この10万円をレバレッジ50倍の上限500万に限定して利用。
全トレード資金は「100万」なので、「100万」の総トレード資金に対しては「5倍」のレバレッジになりますので、そんなに無謀でもありません。
しかも、もし10万円を下回ったトレードをしても「ゼロカットシステム」で、マイナス分に追証は発生しませんので、リスクを限定できます。
資金管理上は全トレード資金の上限リスクは「10%」に過ぎないので、問題ないと考えることができます。
トレード口座の資金管理には、海外ブローカーさんとの間で手数料無しで簡単に出し入れできる「bitwallet/ビットウォレット」さんを使用すると非常に便利です。
XMさんも「bitwallet」「Stickpay」での入金は可能ですが、出金は「銀行振込」だけ/2021年7月現在、なので残念です。
「bitwallet」の海外FXでの便利な利用方法は、後日別記事にまとめます!
「スプレット・手数料が高い」問題対策!
先に説明しましたように、「海外FX・詐欺にあわないために」という記事を以前に書きましたが、記事を書いた当時は、XMでしたらスタンダード口座ではCFDの「GOLD・US500」のみ、他社も含めてFXをトレードする場合は「ゼロ・ロースプレット口座」という結論でした。
それでもスプレット・手数料は国内に比較してかなり高い状態でした。
「スプレット・手数料が高い」問題解決方法!
国内口座並みのスプレッド・手数料の海外ブローカーさんを利用する!
「そんな海外ブローカーなんてあるはずない!」と思われるかもしれませんが、実際私は利用しています!
・「ボーナス」を利用しない!
・「スタンダード口座」を利用しない!
これに気づけば、高いスプレッド・手数料を国内同等で利用できます。
「なぜ、皆あまり知らないか」、疑問に思われると思いますが、理由は、そんなところを紹介しても、紹介手数料/アフィリエイト利益、をもらえないからです。
スプレッド・手数料「0.5pips」の差でも、毎日10ロット程度のトレードでも、年間100万円以上の違いになります!
まだサロンや株クラ、等の勧誘で海外「スタンダード口座」を利用し続け、お金を無駄にしている方は、いらっしゃらないでしょうか?
【金融税法・レバレッジ改正時のベストな選択は?!】口座の使い分けでスプレッドは国内と同等、金とUS500は国内より格安手数料!YouTube版
日本語サポートがあるところがやはり便利で安心!
初めての海外FXでは、不安も多いと思いますので、やはり日本語サポートは必須です。
初めての海外FXでは、当たり前なことでも、丁寧に日本語でしっかり答えてくれるサポートがあると安心です。
メールや、最近はチャットの利用は当たり前になってきていますので、対応できるブローカーさんを選択しましょう!
土日トレードも可能に?
蛇足ですが、改正検討では、土日トレードも検討されているようです。
現在のインターネット・AI金融の流れを見ていると、もう土日にトレードができない理由はなにもないと思われますので、スタートされるのも時間の問題でしょう。
今まで仮想通貨はトレードしていなかったのですが、最近土日に「BTCUSD」「BCHUSD」をトレードして感触をテストしています。
これも上記別記事【準備中・近日公開予定!】の中で、ご説明いたします。!
勝てるトレード手法が確立するまでには、ある程度の「経験値」が必要です。
できるだけ余計にスプレッド・手数料が必要ないところを利用し、模索しながらシンプル洗練化し、常に「待ちのエントリー/トラップに獲物がかかるような考え方」で、迎え撃てるよう、資金と時間に余裕をもってトレード出来るよう、構築していきましょう!
まとめ
まだ若干時期尚早かもしれませんが、キャピタルゲインの優遇税制とレバレッジの改正、土日取引については、時代の流れでしょうから可能性が高いですし、対応を考えておいても損はないので、いち早く対処できるよう準備しておくと、有利に戦える武器になります。
比較的改正は近いかもしれませんので、今のうちに海外ブローカーさんの利用も考えおくと役立つと思います!
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