動作が遅くなりパフォーマンスが低下する原因はいろいろありますが、CPU・物理メモリ・ビデオカード・HDDなど物理的なスペックのバランスが大事です。
中でも物理的なメモリは特に影響が大きいです。
物理メモリは増設するしかありませんが、HDD/SDDのほうが高速、に余裕があれば、仮想メモリを使用し多少メモリに余裕を作ることが可能です。
物理メモリ
パソコン購入時に目的が決まっている場合は、それに合わせたスペックで構成で購入できますが、音楽作成や写真・デザイン・動画編集を始めると、どうしてもスペック、特にメモリ不足でパフォーマンスが落ちてしまいます。
最近は、動画編集をされる方も増えてきていますので、基本的には8G以下では厳しいです。作業量にもよりますが、「Premiere Pro」「After Effect」「Davinci Resolve」、最近人気の「Capcut」「Filmora」などメモリが多く必要な動画編集の基準としては、できれば32GB、少なくともストレスなく編集するためには、16GBは欲しいところです。
メモリの増設はそんなに難しくないので、YouTube動画などで解説動画を見ながら自分で増設も可能です。
メモリ不足を感じてきたら、メモリの増設が一番ですが、少しサポート的に必要で、HDDに余裕があれば、「仮想メモリ」を設定するもオススメです。
仮想メモリの設定方法
最近は多くのパソコンがSSDを使用しているので、その場合は効果が期待できます。
Windows仮想メモリ設定手順
スタートから「設定」を開きます。
設定画面が開いたら、下記赤枠内の「システム」を開いて、一番下の「バージョン情報」をクリックします。画面が開いたら「システムの詳細設定」をクリックします。開いたら、「詳細設定」タブの一番上、パフォーマンスの青枠内「設定」をクリックします。画面が開いたら「詳細設定」タブの仮想メモリの「変更」をクリックします。「すべてのドライブのページング ファイルを自動的に管理する」のチェックを外します。「カスタム サイズ」を選択します。数値は基本的に1GB/1024MBの倍数になります。
現在仮想メモリ・カスタムサイズは16GBにしてありますので、32GBに変更してみます。
1024MB×32=32768MB 32768を入力します。入力したら、「設定」を押して完了です。
「PC Manager」/公式パフォーマンス向上無料アプリ
毎日使用していると気づくと思いますが、再起動しないで使用し続けているとマウスの反応がなにか詰まったような感じになることがあると思います。
Windowsの欠点なのですが、長い時間使用していると、メモリ解放が十分機能せずに、使用量が戻らなくなり時間経過と主に反応が悪くなるようです。
今までいろいろ試してはみましたが、機能的に優れているメモリ解放アプリは見つかっていません。
また怪しいアプリも多いので安易には試せないのが現状です。
以前からMicrosoftさんの無料アプリをβ版で使用して試していたのですが、昨年「PC Manager」の日本語正式版もリリースされましたので、使用感も含めてご紹介します。
PC Manager機能:メモリ管理からパフォーマンス最適化まで
メモリ管理機能:PCのメモリ使用状況を最適化し、動作を高速化
システム監視機能:リアルタイムでのリソース使用状況のモニタリング不要ファイルのクリーンアップ機能:ディスクスペース解放プロセス
ワンクリック最適化機能:初心者にも簡単に使える便利な機能
メモリ管理機能
ブーストをクリックするとメモリと不要一時ファイルを処理できます。
システム監視機能
ホームのすぐ下の「保護」に「ウィルスと脅威の防止」「Windows Update」などがあります。「アプリ」では、「スタートアップ アプリ」の設定、「アプリのアンインストール」が使用できます。
不要ファイルのクリーンアップ機能
クリーンアップは上記ホームの左下「詳細クリーンアップ」から、もしくホームの2つ下の「保護域」から入れます。
ツールバーの表示
ツールボックスでは、ツールバーの表示・表示設定ができます。