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【Davinci Resolve YouTubeに最適な音声出力設定!】YouTube用に動画書き出しする前に最適化するとレベルアップします、簡単な手順紹介!パソコン初心者

【Davinci Resolve YouTubeに最適な音声出力設定!】YouTube用に動画書き出しする前に最適化するとレベルアップします、簡単な手順紹介!パソコン初心者

YouTube用に調整 パソコン初心者

Youtube動画の音声出力を調整するメリット!

YouTubeにアップロードされた動画は、再生時次項の確認方法で確認できますが、「content loudness」が、「0.1dB/デシベル」以上を示すと、YouTubeの既定値より大きな音声として認識され、音声の最大値を小さくされてしまいます。

音が小さくなると視聴者さんは音声を上げて聴く必要があり、手間がかかりますし、CMの音量は大きめに設定されているので、そのギャップが大きく、広告時には今度は下げる必要だったりします。

これを避けるためには、YouTubeの既定値「-0.0dB」に、できるだけ近い値にする必要があります。

Youtube動画の音声レベルの確認方法!

YouTubeで動画を再生し、動画上で下記のように右クリックし、「詳細統計情報」をクリックします。

クリックすると、下記の情報が左上に表示されます。

赤枠内が音に関する情報になります。

(content loudness):「-0.0dB」と表示される状態がベストな状態です!

「Viewpoint/Normalized」は、同じ%になります。/ここが重要ポイントです!

この「-0.0dB」を目標に、編集時は音量の調整をしていきます。

「Davinci Resolve」では、YouTubeに動画をアップロードしなくても、編集時にYouTube動画の基準値に合わせて、音声出力を調整する便利な機能があります。

YouTube動画用の最適な音声出力の簡単設定!

① 「オーデイオレベルをノーマライズ」する

YouTube動画用の音声出力最適化の方法は、
基本的には
これだけです!

まずはノーマライズ/最適化する前の音声の分析結果をご覧ください。

ラウドネスYouTube動画の基準値は「-14」ですので、下記の「-26.7」は、かなり低い値です。

この値をYouTube動画の基準値「-14」に最適化していきます!

・「編集画面/エディット」→ 「♫/Fairlight」へ移動します。

今回の場合、音声とBGMの音楽だけなので、音声だけ選択し、右クリックメニューの「オーデイオレベルをノーマライズ」をクリックします。

クリックすると下記画面が開きます。

・「ノーマライズ」ボタンをクリックすると開始します。

※「-14」以外の「-24」などになっている場合は、「-14」に変更します。

通常、日本・アメリカのTVでの動画音声のラウドネス値は、「-24」なのですが、公式に発表はされていませんが、YouTube動画では「-14」LUFSが基準値のようですので、プロジェクト設定で「-14」LUFS(=LKFS)に設定しておきますと下記のように「-14」で表示されています。

「LKFS/LUFS」:2つは同一のものです。

Loudness K-Weighted Full Scale(LKFS)
Loudness Unit Full Scale(LUFS)

LKFS:ITU-RやATSCの規格を採用しているメーターの値
LUFS:EBUの規格を採用しているメーターの値

・プロジェクト設定の「オーディオメーター」を「-14」にしておくと便利

YouTube動画用に設定する場合は、プロジェクト設定で、「Fairlight」タブの「オーディオメーター」を「-14」にしておくと便利です。

・画面の右一番下の下記「歯車ボタン/プロジェクト設定」、をクリックします。

歯車ボタン下記「プロジェクト設定」画面が開きます!

・「Fairlight」タブの「オーディオメーター」を「-14LUFSに変更します。

オーディオメーター

② 「ミックスをトラックにバウンス」する

次に、YouTube動画用に書き出す時と同じ状態で、音声だけをトラックに書き出します。

ノーマライズ」が完了しましたら、一番上のメニューバーの「タイムライン」をクリックし、プルダウンメニューから「ミックスをトラックにバウンス」を選択クリックします。

下記「ミックスをトラックにバウンス」画面が開きますので、右プルダウンメニューから空いているオーディオトラックを選択し、右下の「OK」ボタンをクリックします。

「OK」をクリックするとレンダリングが開始されます。

③ 「Analyze Audio Levels/オーディオレベルを分析」」する

完了しましたら、バウンスされたオーディオファイルを右クリックして、「Analyze Audio Levels/オーディオレベルを分析」を選択クリックします。


理想的な「Audio Levels」例

「Loudness」値:-14.0LUFS のように設定値と同じ結果
「True Peak」値:0.5dBFS 赤字の場合、0.5オーバー
この様になっていますが、「Loudness Standard」を優先し、YouTube値「-14」LUFSを使用しています。

「True Peak」値も「0.0」以下にしたい方は、多少調整することで下記のようにできます。

この値ですと、両方ともマイナス値ですので、こちらでも理想値と言えると思います。

この場合は、YouTube動画上で確認すると「-0.7dB」と表示されます!

どちらでも、お好みで問題ないと思いますが、最終的にはアップロード後、前記の確認方法で確認しながら調整してください。

下記の状態で書き出してアップロードした結果が、その下です。

注意!

テスト後、YouTube用に書き出しする場合は、「必ず」バウンスしアナライズテストした音声トラックは削除してください。

そのまま、書き出すと大きすぎます。

YouTube動画上で「(content loudness)」が、「-0.0dB」と表示されるとベストな状態ですが、-17.0/-16台でしたら許容範囲だと思います!

もう一点注意があります。

このバウンスしたオーディオファイルは、プロジェクト設定 →「キャプチャー・再生」のキャプチャーで設定されている「クリップの保存先フォルダに溜まっていきますので、結構大きなサイズになりますので、必要なくなったら削除してください!

上記でうまく行かなかった場合の対処方法!

音声の調整方法!/私の今回の設定値ですが、通常は上記の設定だけで問題ない場合がほとんどです!

前記の「YouTube動画用の最適な音声出力の簡単設定!」でうまく行かない場合は、下記設定で引き上げますが、上記だけで十分で、通常は必要ないと思います。

ノーマライズだけでうまく行かない場合は、根本的な録音オーディオ自体の問題ですが、「ダイナミクス」などである程度調整できます。

各設定値です。

「オーディオ1」:」声のトラックです。
「オーディオ2」:BGM
「Bus1」:マスター

「エフェクト」:使用していません。
「EQ/イコライザー」:音声だけに使用しています。
ダイナミクス:音声とマスターに設定!/ここで調整!

① 「オーデイオレベルをノーマライズ」する

上記で説明した設定です。

②「EQ/イコライザー」値

ミキサーのオーディオ1/音声トラックの「EQ」をダブルクリックすると下記画面が開きます。

初心者へのオススメは、下記のみの変更/他はいじらない、です!

「Band1」が赤くオンになっていない場合はクリックして、オンにします。

音声は、低音を切るか中域を伸ばしてあげたいので、低域をカットします。
プルダウンメニューの一番下を選択します。

これで完了!

③「ダイナミクス/コンプレッサー」値

・ミキサーのオーディオ1/音声トラックの「ダイナミクス」をダブルクリックすると下記画面が開きます。

「コンプレッサーをオン」にして、他は触らずに、赤枠の「メイクアップ」を「0.5」だけ上げました。

調整値が低すぎる場合、は下記の設定が非常に必要です!

・ミキサーの「Bus1」:マスターの「ダイナミクス」をダブルクリックし、同様に「コンプレッサーをオン」にして、他は触らずに、赤枠の「メイクアップ」を「2.7」に上げました/数値は今回の場合だけですので、ご自分での調整が必要です

この設定で「Analyze Audio Levels」すると下記になります。

「dB値」も「0.0」で収めるためには、現状態で「Bus1」を0.3下げ「2.4」にすると下記のように、「dB値とラウドネス値」ともにブルーの表示になりました。

いづれにしましても、録音の環境により全く同じ値にはなりませんが、調整のガイドラインとして参考になると嬉しいです。

、ご自分の編集環境で、ご面倒でも「Bus1」:マスターの「ダイナミクス」を「0.1」づつ上下しながらテストされると、ベストポイントが見つかると思います。

それから現バージョンでの「Davinci Resolve」のノイズリダクションは、あまりオススメしないです。/調整にもよるのかと思いますが、フランジャーが薄くかかったようになるので、他のノイズリダクションも含めてあまり使用することはありません。

まとめ

文字にすると難しく感じますが、慣れてくると簡単ですので、一度ご自分の録音環境での調整をされると、その後は同じような調整でベストポイントがすぐに見つかりますので、重宝します。

音声も聞きやすいほうが視聴者さんにも見てもらいやすいので、しっかり調整しておきましょう。

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