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【不安定なFXトレードを安定させる方法・その3】チャートイメージを3つ/もしくは6つのアクションに分ける! 初心者の失敗回避
初心者の方に大事な「当たり前」の考え方!
「トレードが安定」シリーズ
その1:トレード基礎知識を意識するとトレードが安定
その2:トレード基礎知識を一元化・シンプル化
その3:目線に対する3or6アクション/今回ここです!
今回は特に超「当たり前」の内容ですが、初心者の方は一度意識しておくと判断に迷いが出た時に、いろいろんな場面で役立ちます。
チャートを初心者が無意識に見るとどうなるか?
やはり人間ですから現在の「プライス」が一番最初に意識に入るでしょうが、プライスが先に目に入ると、次は当然「この後、プライスは上がるのか、下がるのかが気になり始め、心にバイアスがすでに掛かり始めます。
経験を積んで、すでに勝てるトレーダーになっている方は、ローソク足を見るだけである程度の、トレードプランを構築することが可能ですが、損益に関する意識の優先順位は低いです。
このちょっとした意識の差で、初心者の方の持つイメージやトレードプランとはかなり差が出てしまいます。
その差を縮めていくためには、まず第一歩としてプライスにはあまりこだわらず、有効な目線を持つことをオススメいたします。
人間は損失を意識した時点でバイアスが掛る!
トレードの基礎知識は数はそんなにありませんが、特にリアルトレードでは考えなければならないことも多く、損益も気になり、「プロスペクト理論」も邪魔をし、プライスをお金として意識した段階で、心/マインド、にバイアスがかかり適切な判断ができなるなることが多いです。
例えば見た瞬間に「プライスが上がりそうだな」と思ったとします。
そして次にその通りに上がった場合、「しまった、ロングすれば良かった」と、特に初心者の方は損をしたような思いになる傾向にあります/「機会損失」。
また、その日の1回目のトレードで、例えば「ロング」がロスカットになった場合、この精神状態/マインド、のまま、次のトレードに向かうとロングに固執する傾向になり、無理なトレードをすることも多いです。
これを避けて落ち着いてマーケットを分析できる工夫が必要です!
トレード手法は、「当たり前」のことをチャートで何度も検証しながら、納得できるまで考えると洗練され、シンプルになっていきますので、一つ一つの基礎知識を自分の武器になるまで考え抜いておきましょう!
何度も同じことを書いていますが、トレードの手法づくりにはできるだけ丁寧に時間を掛けて、少しずつ自分のものにしながら、本格的なスタートラインをまず目指しましょう!
初心者の方は一番下の①をしっかりクリアしてから、上位ステージに進んでください!
有効な目線を、一つ持ちトレードをシンプルかつ機能的に!
チャートを見始めてまだそんなに時間の経っていない方は、まず一つの「目線」を意識するとチャートが整理しやすくなります。
「目線」「トレンド」分析の基準をとりあえず1つ固定することで、頭の中でまだ散乱している知識や考え方を整理しやすくなります。
また、何らかの知識が混乱してしまった場合も、問題をこの目線で切り分けて解決できることもあります。
ビジネスでも同じですが、問題が出た場合、いくつかに切り分けて考察したほうが断然解決に役立ちます。
「とりあえず」と書きましたが、慣れてくるとこの固定した1つの目線を拡張し、複数考えに取り入れることで、トレード手法を更に有効に機能させて優位性をもたせることも可能になります。
目線については、下記の別記事にまとめてありますので、参考にしてください。
【トレード手法必須「目線」の考え方】初心者トレーダーさんが意識すべき重要な転換ポイント!
youtube版
「目線」として使えるライン!
「目線」:マーケットが「ロングエントリー」したほうが優位性があるのか、「ショートエントリー」が優位なのかを見極めるための参考基準となるラインなど。
- 水平線
- MA/ボリンジャーバンド中心線
- トレンドライン/チャネルラインなどに使用される斜め直線
- フィボナッチライン/基本的には上記の水平線
マーケット・チャートの分析は、目線一つの要素だけで判断することはないですが、エントリー条件の一つとして重要な役割になります。
通常は、このようなエントリー条件を複数持ち、重なり、優位性が高いところでリスクを取りエントリーすることになります。
エントリー条件はいくつぐらいが理想的?
トレードする場合のエントリー要素は、「T.M.T/ワードは自分流にアレンジして」の3つに分けています。
- 「トレンド・Trend/マーケットの方向」
- 「モメンタム・Momentum/今現在の方向・勢い」
- 「エントリーの引き金・Trigger/エントリータイミング」
ここで大事なことは、
「聖杯は存在しないので、完璧を求めないこと」です。
- 「テイクプロフィット・Take Profit/利益確定」
- 「ロスカット・Loss Cut/損失確定」
エントリー条件をいくつにするかは非常に難しいのですが、やはりシンプルにしたほうがマーケットは捉えやすいと感じています。
ただ、トレード手法のシンプル化は同時に必要なものも削ってしまう危険性もあるので、最初は前回の記事のトレードの「5つの基礎知識」を徹底的にインプットして、検証しアウトプットしながら洗練して、自然にシンプルにすることをオススメします。
エントリー条件の最適な数/かなり主観的!
異論もあると思いますが、あくまで主観ですのでご容赦ください。
1から5条件で考えると
1つの場合:出現数が多くトレード数が多くなりすぎるし、優位性も低い
2つの場合:偶数の場合割り切れて「1対1」になり判断に迷いが出やすい
3つの場合:「2対1」になるので判断に迷いが少なく、監視もしやすい
4つの場合:偶数の場合割り切れて「2対2」になり判断に迷いが出やすい
5つの場合:複数の監視を行うと把握しきれなくなる
現在、「3つにエントリー条件」でエントリーを絞り込んでいます。
若干高度になりますが、3つ確定前の2つの条件確定でリスクを取ると「リスク・リワード比」が、非常に良くなります。
「利益確定/テイクプロフィット」:また、2つの条件確定でエントリーすると、3つの条件確定から「利確/テイクプロフィット」を伸ばしながら、条件の崩れで「利確」の判断もできるので機能しやすいです。
「損失確定/ロスカット」:同様にエントリーし、残念ながらプラン通りに、3つ目の条件が確定せずに2つの条件の1つも崩れた場合、早めにロスカットを検討できます。
という理由で、現在も3つの条件を洗練しながらトレードしています。
目線に対する3/or 6、アクション!
目線は、トレンド判断にもサポート・レジスタンスの判断にも利用することが可能です。
詳細は下記記事を参考にしてください。
【FXトレード最重要】 「サポート・レジスタンス」と「サポレジ転換」の2つの最重要な考え方!youtube版
目線に対する3つのアクション!
目線やその他のエントリー条件が決まると、アクションは3つに分けて考えることができます。
初心者の時に、目線も何もなしにトレードを考えると、プライスの上下、利益損失などを常に考えながらトレードするので、プロスペクト理論の「餌食」になってしまうことが多いです。
つまり、心/マインド、にバイアスが掛かりやすくなり、「感情的」になり、ルール通りのトレードが難しくなりますので、チャート全体像を俯瞰から第三者的に分析し、マーケット全体のアクションを把握するようにすると、落ち着いたトレードができるようになります。
① 目線などのラインに近づくアクション/「IN」の動き
② 目線などのラインから離れていくアクション/「OUT」の動き
③ 目線などのラインをブレイクし、クロスするアクション/「Break OUT」の動き
「当たり前の」アクションですが、目線のラインを決めて固定することでマーケットの動きをを捉えやすくなります。
水平ライン/フィボナッチライン・Pivotライン・高安ラインなど、は方向がないので3つのアクションですが、斜めライン/トレンドライン・チャネルライン・MAライン・ボリンジャーバンドラインなど、は方向がありますので、分類的には6つとも考えられます。
水平ライン/3アクション
上昇ライン/3アクション
下降ライン/3アクション
まとめ
トレードの基礎知識の数はそんなにありませんが、リアルトレードでは考えなければならないことも多く、「プロスペクト理論」も邪魔をし、バイアスがかかり適切な判断ができなるなることが多いです。
よく考えると「当たり前のこと」ばかりなのですが、最初に意識してトレードできるようにしておかないと、応用が難しいところがあります。
マーケット全体を俯瞰で見ながら戦略/ストラテジー、を練り、同時にトレード手法/スキル、を吸収し洗練しながら、シンプル化することで、感情的にならずにトレードできるようになれば、優位性が増してきますので、諦めずに前記の「ピラミッド型のトレード手法」を攻略してみてください。
必ず道がひらけます!
【フィボナッチ61.8】トレーダー心理でマーケットをイメージする!Youtube版