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【不安定なトレードを安定させる方法・その2】トレード5つの基礎知識をシンプル・一元化で機能させるレベルに洗練する方法! 初心者の失敗回避
トレードに大事だと思っている「当たり前」の考え方!
読む必要のない方
基礎知識を十分理解され、リアルトレードでその考え方を応用できて、利益をすでに上げていらっしゃる方には必要ない「当たり前」の内容です。
読むと参考になるかもしれない方
初心者の方でこれからトレードを勉強されたい方、結構長くいろいろマーケットと格闘してきているけど、今ひとつ利益を出せない方。
トレードの基礎知識は知っているだけでは何もならない!
利益を出せていない方は、トレードで「当たり前」の基礎知識を、知っているつもりでもリアルトレードに生かされていない方が多いです。
学校のテストではないので、記憶しておくだけでは、トレードでは落第します。
今一度、知識として知っているだけではなく、リアルトレードで知識が生かされているのか、再検討すると問題点が見えてくることがあります。
トレードの基礎知識は、比較的シンプル内容ですが、これをマーケットの分析で利用し、リアルトレードで「応用」していくには、かなり積極的な勉強や検証が必要で、結構な時間とある程度の損失費用が必要な場合がほとんどです。
その時間と損失費用をできるだけ抑える、ショートカットになるような考え方を、数回に分けてご説明します!
ただし、あくまでも私の主観的な考え方ですので、ご了承ください。
FX基礎知識の「一元化」
FX基礎知識は、「その1」で書いたように5つ分けて考えていますが、まずは、①②③を一元的に考えてシンプル化していきます。
それぞれ詳細内容は別記事にしていますが、この3つの基礎知識をリアルトレードで使用するのは、かなりのシミュレーションと検証が必要になります。
① ダウ理論
② エリオット波動
③ グランビルの法則
+
④ ローソク足/酒田五法・エリオット波動
⑤ フィボナッチ/リトレースメント・エクスパンション
基礎知識を実際にリアルチャートで監視!
そのままでは「オーバーロード」
例えばそれぞれの5つの内容を監視するだけでも、15/3☓5、の監視が必要ですし、タイムフレームを2つ/例えば4時間足と5分、にすると2倍の60の監視が必要です。
4通貨ペアを監視してトレードするとな、60の4倍の240の監視、が必要ですが、現実的ではありません。
①②③を一元的に考えてシンプル化して3つの監視にすると、タイムフレームを2つ、4通貨ペアを監視で「24」の監視で10分の1にできます。
私の頭では、これくらいが限界と考えて、現在は一元的に考えてシンプル化して3つの監視にすることができています。
それでも、ストレスは結構感じます。
それでは、次に①②③を一元的に考えてシンプル化する考え方をご説明いたします。
グランビルの法則とエリオット波動とダウ理論
まずは基本的に知っておくべきことを一項目ずつ徹底的に調べてみるのが早道ですが、最終的には下記3つは一元的にまとめて「一つの流れ」だと考えて良いと思います。
「グランビルの法則」/詳細記事
初めて聞かれる方は、上記の「詳細記事」を参考にしてください!
「グランビルの法則」は、基本的に【④ → ① → ② → ③】でトレンド形成時のエントリーポイントを示したものです。
「エリオット波動」/詳細記事
初めて聞かれる方は、上記の「詳細記事」を参考にしてください!
「エリオット波動」は、基本的にトレンド方向の上昇波/Impulse【上昇第一波 → 上昇第二波 → 上昇第三波 → 上昇第四波 → 上昇第五波】と調整波/Corrective【下降A波 → 上昇B波 → 上昇C波 】の8つの波で構成されますが、【上昇第一波 → → 上昇第三波 → 上昇第五波】の3波に注目します。
※ 他にも転換/リバーサルとコンティニュエーション/継続、のパターンが使えますが、別の項で説明いたします。
「ダウ理論」/詳細記事
初めて聞かれる方は、上記の「詳細記事」を参考にしてください!
6つのの基本原則の下記3つが重要ですが、「3つの段階」「明確な転換シグナル」はエリオット波動と共通します。
・「トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される」
・「主要なトレンドは3つの段階から形成される」
・「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」
この3つは「エリオット波動」と同じです。
もう一つ重要なのは、上昇の場合ですと「下値切り上げ」「上値切り上げ」の「N字」形成です。
※ 下降の場合は、単純に逆になります。
エリオット波動とダウ理論の一元化
上記の「N字形成」の形が、下記の「エリオット波動」の上昇で2つ、下降で1つ確認できます。
調整下降波で高値更新できていませんので、ダウ理論基本原則・「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」が、崩れて一時トレンドが崩れも確認できます。
このように、エリオット波動内にダウ理論を意識できれば、分けて考えなくてもいいでしょう。
「グランビルの法則」= エリオット波動 + MA1本 !
次に「グランビルの法則」をもう一度見てみましょう。
下記は「エリオット波動」に、MAを1本足したフリップです。
上記「グランビルの法則」の【④ → ① → ② → ③】を比較してみてください。
同じイメージです。
全く同じイメージです!
少しわかりにくいかと思いますが、グランビルの法則の青丸の「④①・②・③」のエントリーポイントの起点が、エリオット波動の四角枠の「上昇1波・3波・5波」の起点と重なります。
しかも下値切り上げ・上値切り上げなのでダウ理論も確認できますので、「グランビルの法則」の中に全てを内包して一つに考えをまとめることが出来ます。
「グランビルの法則」= エリオット波動 + MA1本 +(ダウ理論) !
が、成立します!
まとめ
「グランビルの法則」=「ダウ理論」「エリオット波動」+MA、と考えるとトレードイメージを一元的・シンプル化してまとめるのに非常に有効です。
バラバラに考えると難しく考えるとトレード分析にストレスが生じますし、判断ミスも増えてしまいます。
一元的にまとめて考えるとイメージが統一され、全体の流れを俯瞰的に捉えることができるようになり、落ち着いたチャート分析ができますし、トレードが非常にシンプルになります。
ストレスも減ってきますし、チャート分析やリアルトレードが楽しみになってくると、トレード結果も相乗効果で良い方向へ向かうと思います。
最初は少し大変ですが、頑張りましょう!
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